志望理由書にAIを使うのは危険!出願で絶対に避けるべき理由
目次
近年、日本国内だけでなく海外でも、AIを利用した志望理由書やエッセイの提出を禁止する学校が増えています。 AIによる文章作成は“本人の作品ではない”と判断され、不正行為として厳しく取り扱われるケースもあります。
こうした状況から、EGCISでは保護者の皆さまに、志望理由書や入学願書の作成にAIを使用することを強くおすすめしていません。 AI使用が疑われるだけでも評価に悪影響が出る可能性があり、お子さまの大切な出願書類をリスクにさらすべきではありません。
■ なぜ志望理由書にAIを使うべきではないのか?

1. 多くの学校がAI検出ツールを導入している
近年、学校側はAIによる文章を判別するための検出ツールを積極的に導入しています。 AIが生成した文章には以下のような特徴があり、すぐに疑われてしまいます。
- 表現が不自然に整いすぎている
- 内容が一般論ばかりで個性がない
- 学生の語彙レベルを超えた表現が多い
AIと判定された場合、
- 再提出の指示
- 面談での確認
- 評価の減点
- 最悪の場合、出願無効や不合格 などのリスクがあります。
2. “本人らしさ”が失われる
志望理由書で最も大切なのは、 お子さま自身の経験や想いが伝わること。
しかしAIが作った文章は、
- 誰にでも当てはまる内容
- 整いすぎていて感情が感じられない
- その子らしい視点がない
といった傾向があり、審査官にはすぐに「不自然な文章」として伝わります。 毎年多くの志望理由書を読んでいるからこそ、“学生の声ではない文章”は簡単に見抜かれてしまいます。
3. 志望理由書は「考える力」を見るためのもの
学校が重視しているのは、
- 自分で考える力
- 過去の経験から学んだこと
- 志望理由の明確さ
- 将来への姿勢や意欲
といった“内面”です。 文章の正しさよりも、どんな考え方をしているかが評価されます。 AIに任せてしまうと、お子さま自身の思考が反映されず、本来の魅力を伝えられません。
■ AIを使わずに良い志望理由書を書くためのコツ

① まずは“正直なメモ”を書き出す
最初から文章にまとめる必要はありません。 まずは以下のようなポイントをメモにして書き出しましょう。
- その学校を選んだ理由
- 興味を持つようになったきっかけ
- 影響を受けた経験や活動
- 入学後に挑戦したいこと
- 将来の目標
特別な経験でなくても、日常の気づきや小さな出来事で十分です。
② 難しい表現を使わず、シンプルな言葉で書く
志望理由書に必要なのは「上手な作文」ではなく「伝わる文章」。 普段の話し言葉に近い、自然な表現のほうが審査官に響きます。
③ 基本の構成を意識する
以下の4つの流れを意識すると、読みやすくまとまった文章になります。
- 志望のきっかけ
- 関連する経験や学び
- 学校で取り組みたいこと
- 将来の目標と、なぜその学校を選ぶのか
この構成で書けば、無理なく説得力のある文章になります。
④ 保護者は“サポート役”に徹する
保護者の方は、
- 内容整理のサポート
- 文章構成のアドバイス
- 読みにくい部分の確認
といった“補助”に留めることが重要です。 書き換えすぎると、本人の声が失われてしまいます。
⑤ 仕上げは“完璧さ”より“誠実さ”を重視
多少の文法ミスがあっても構いません。 自分の言葉で書かれた誠実な文章のほうが、ずっと高く評価されます。
■ 最後に:提出前はAI検出ツールで確認するのもおすすめ
文章に不安がある場合、以下のツールでAI度をチェックできます。
- https://gptzero.me/
- https://originality.ai/
- https://gowinston.ai/
- https://www.zerogpt.com/
- https://quillbot.com/ai-content-detector
EGCISは、インターナショナルスクール受験に特化した専門塾で、出願書類のサポート、出願試験対策、面接準備など、生徒の受験を総合的に支援しています。また、生徒だけでなく保護者の方にも寄り添い、出願プロセス全体に関するアドバイスや必要書類の説明、学校選びの相談など、受験期間を通して安心して進められるようサポートを提供しています。インターナショナルスクール受験についてお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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