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関西学院大阪インターナショナルスクール(OIS)徹底ガイド|IB教育・進学実績・入学情報

関西学院大阪インターナショナルスクールについて

関西学院大阪インターナショナルスクール(Osaka International School of Kwansei Gakuin, OIS)は、1991年に設立された共学の私立インターナショナルスクールで、大阪府箕面市に位置しています。幼児部(年中・年長)、小学部(1~5年生)、中等部(6~8年生)、高等部(9~12年生)からなり、生徒総定員は280名、約30カ国の生徒が在籍。英語による授業を実施しています。

OISは国際バカロレア(IB)の初等教育(PYP)、中等教育(MYP)、ディプロマ(DP) の3つのプログラムに完全準拠し、日本で初めてすべて導入したIBワールドスクールとして、30年以上の実績を持ちます。

また、OISは以下の認定・加盟を受けています。

  • 西部学校大学協会(WASC) 認定校
  • 国際学校評議会(CIS)、日本国際学校評議会(JCIS)、東アジア地域インターナショナルスクール会議(EARCOS) のメンバー

OISは関西学院教育財団が運営する非営利のK-12スクールで、同財団は関西学院大学を含む29,000人以上の学生が在籍する、日本トップクラスの私立教育機関の一つです。

所在地と設備

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Osaka International School of Kwansei Gakuin(OIS)は大阪府箕面市に位置し、千里国際学園(SIS)とキャンパスを共有しています。この「Two Schools Together」の理念により、OISとSISの生徒は体育、音楽、美術、スポーツ、オーケストラ、合唱などを共同で行い、日本文化や多様な海外経験を持つ仲間と学ぶ機会を得られます。SISは、日本国外で生活していた帰国生を対象とした革新的な日本のインターナショナルスクール(中学・高校)であり、OISの生徒にとって、日本文化を学びながら異なる価値観を共有できる環境を提供しています。

箕面市は自然と利便性を兼ね備えたエリアで、箕面国定公園の美しい自然に囲まれながらも、周囲には商業施設、レストラン、カフェ、スーパーマーケットなどが充実しています

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アクセス・交通手段

  • スクールバス:最寄りの鉄道駅や神戸方面から運行
  • 大阪市内へのアクセス:梅田(大阪の中心地)まで約30分
  • 空港・新幹線駅へのアクセス
  • 伊丹空港(大阪国際空港)まで車・モノレールで約20分
  • 新大阪駅まで約20分(ここから新幹線で京都まで20分、神戸まで25分、東京まで約2時間30分)

設備 

OISのキャンパスには、充実した教育・スポーツ・文化施設が揃っています。

  • 学習施設: 図書館(50,000冊以上の蔵書、電子書籍、関西学院大学の図書館アクセス)、科学実験室、テレビスタジオ
  • スポーツ・芸術施設:体育館、ダンススタジオ、武道場、温水屋内プール、プラネタリウム、ビジュアルアート教室(SISと共用)、マルチパーパス・オールシーズンフィールド、和室
  • サポート施設:カウンセリングセンター(進学・対人関係・問題解決支援)、ヘルスセンター(専任看護師常駐)、カフェテリア(和食・インターナショナルメニュー)

カリキュラム概要

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Osaka International School of Kwansei Gakuin(OIS)は、国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマプログラム(DP)を提供し、各学年に応じた探究型学習を中心とした国際的な教育を行っています。

幼児部(Kindergarten, KA・KB, 4–5歳)

幼児部では、4歳児(KA)と5歳児(KB)が混合クラスで学び、1人の教師と2人のアシスタントが個々の生徒のニーズに応じた指導を行います。OISの幼児教育は、国際バカロレア(IB)初等教育プログラム(PYP)の枠組みに基づいており、子ども中心のアプローチを採用しています。カリキュラムには、言語、数学、科学、社会、芸術、体育に加え、スイミングや日本語の授業も含まれています。学習活動では、遊びを通じた学習を重視し、子どもたちが主体的に環境と関わりながら成長できるよう支援します。また、協働的な活動や創造的な表現を促し、社会性や自己表現力を育むことを大切にしています。

小学部(Elementary School, Grades 1–5)

小学部では、IB初等教育プログラム(PYP)に基づき、探究を軸とした学習を展開しています。

教育方針として、生徒中心の教育を実践し、それぞれの学習スタイルを尊重しながら少人数制での個別指導を強化しています。また、探究型学習の実践を通じて、単なる知識の習得にとどまらず、概念理解を深め、学んだことを実社会に応用できる力を育みます。

カリキュラムには、主要教科として英語、数学、科学、社会、ICT(情報技術)を取り入れています。また、英語を母語としない生徒向けのEAL(English as an Additional Language)プログラムを提供し、英語力の向上を支援します。さらに、音楽、ビジュアルアート、体育(スイミングプログラム含む)といった芸術・運動の授業を通じて、創造力や体力を養います。日本語教育についても、日本語を外国語として学ぶプログラムを用意し、多文化環境の中での言語習得をサポートしています。

中等部(Middle School, Grades 6–8)

中等部では、IB中等教育プログラム(MYP)に基づき、学問的な探究を深めながら高等部での学習に備えます。

教育方針として、まず学問の基礎の確立を重視し、論理的思考力や批判的思考力を養います。また、国際的視野の拡大を目的に、異文化理解や多言語学習を推奨し、グローバルな視点を持つ生徒の育成に努めます。カリキュラムは、言語と文学、言語習得、個人と社会、科学、数学、芸術、体育、デザインの8つの科目群で構成されています。また、SIS(千里国際学園)との共同授業を行い、体育・音楽・ビジュアルアートの授業を日本語・英語のバイリンガル環境で学びます。これにより、生徒たちは異なる言語・文化の中で学ぶ機会を持ち、より多様な視点を養うことができます。

高等部(High School, Grades 9–12)

高等部では、9・10年生がMYPの最終段階を履修し、パーソナルプロジェクト(探究型の個人研究)を通じて独自の研究を行います。11・12年生はIBディプロマプログラム(DP)を履修し、6つの教科群から1科目ずつ選択して2年間の学習を行います. IBディプロマを履修しない生徒は、OIS高等学校卒業証書(OIS High School Diploma)の取得を目指し、西部学校大学協会(WASC)認定のアメリカ式高校卒業資格に基づいたコースを修了する必要があります。この卒業資格を取得するためには、4年間で24単位を修得することが求められます。

DPのコア科目(全員必修)として、

  • 知の理論(TOK):知識の本質や多角的な視点を探究
  • 課題論文(EE):学術論文を執筆し、研究スキルを養成
  • 創造・活動・奉仕(CAS):芸術活動、スポーツ、地域貢献活動を実施

主要科目は以下の通りです。

科目群提供科目
言語と文学英語A、⽇本語A
言語習得英語B、日本語B、日本語 ab initio、スペイン語 ab initio
個人と社会歴史、経済、ビジネスマネジメント
科学生物、化学、物理
数学数学HL/SL(Analysis & Approaches、Applications & Interpretation)
芸術ビジュアルアート

課外活動

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 OISでは、学業だけでなく、多彩な課外活動にも力を入れています。

  • スポーツ: バスケットボール、サッカー、バレーボール、テニス、野球など(日本や韓国の学校と試合を行う)
  • 音楽・芸術: ミュージカル、演劇、コンサート、合唱団
  • クラブ活動: 生徒会、模擬国連(MUN)、ハビタット・フォー・ヒューマニティ(ボランティア活動)など
  • 特別イベント:年間を通じて、スポーツデー、学校全体のミュージカル公演、音楽コンサート、インターナショナルフェア、学生フェアなどのイベントを開催。外部ゲストによる講演やワークショップも実施されます。
  • 地域貢献:生徒主体の地域貢献活動として、ボランティアや募金活動を実施し、社会貢献への意識を育てています。

学業成績

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IBディプロマプログラム(DP)はOISの11・12年生の中心カリキュラムであり、過去10年間(2013-2022)で94%の生徒が履修し、合格率96%を記録。

2024年度のIB DP成績

  • 合格率:100%
  • 平均スコア:36点(世界平均30点)
  • 40点以上取得者:20%(世界の上位8%)

SAT成績(2023-2024)

  • 総合(Composite):1,287
  • ERW(読解・ライティング):636
  • 数学(Mathematics):651 (受験者数:13名)

大学進学実績(2019-2024)

  • アメリカ:Princeton, Yale, Cornell, NYU, University of Michigan など
  • イギリス:Oxford, Cambridge, LSE, King’s College London, Durham など
  • カナダ:Toronto, UBC, Calgary など
  • 日本:慶應(PEARL), 早稲田, ICU, 大阪大学, 同志社 など
  • ヨーロッパ・アジア・オセアニア:Leiden, Amsterdam, Melbourne, Sydney, Yonsei, Monash など

入学手続き

OISは随時入学申請を受け付けています。訪問前に事前にご連絡ください。

入学申請プロセス

  1. 必要書類の提出(郵送または電子送付)
    • 入学申請書
    • パスポートまたは出生証明書のコピー
    • 最近の写真
    • 過去3年間の成績証明書(標準化テスト結果を含む)

送付先: Admissions Office, Osaka International School 4-4-16 Onohara-nishi, Minoh-shi, Osaka 562-0032, Japan

  1. 書類審査後:面接(生徒・保護者)および入学試験(言語・認知能力・数学)の日程を決定
    • 非英語話者の受け入れには制限があり、進学後の英語力の向上が求められます。
  2. 合格通知後:入学申請料を銀行振込にて支払い
  3. 入学確定後:健康診断書を提出(医師による記入が必要)

学費支援(Financial Aid)

  • 一部の生徒には経済的支援制度が適用されます。
  • 申請は4月に受付開始(新入生も申請可能)。ただし、支援の適用は入学許可後に決定されます。

入学ポリシー

  • OISは主に関西地域に在住する国際的な駐在員家庭の子どもを対象としています。
  • 特定の学習障害を持つ生徒への支援体制が限られているため、受け入れは学年の定員、言語バランス、過去の学業成績、家庭での言語環境を考慮して決定されます。
  • 学年の決定は入学審査委員会が最終判断を下し、新入生は初期段階で学習状況が慎重にモニタリングされます。

お問い合わせ

結論

Osaka International School of Kwansei Gakuin(OIS)は、国際バカロレア(IB)プログラムを採用し、学業・課外活動・社会貢献を重視した総合的な教育環境を提供しています。生徒は、探究心を育むカリキュラムのもと、世界各国のトップ大学への進学を目指しながら、多文化共生の中でグローバルな視野を養います。

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